抹茶の商品企画で失敗しないために。用途・味・価格・包装を先に決める

黒い器に盛られた鮮やかな抹茶と茶筅、無地の包装サンプル

「良い抹茶をください」と言われても、正解はひとつではありません。そのまま飲む抹茶と、ミルクや砂糖に合わせる抹茶、焼菓子に使う抹茶では、求める味も色も価格も違うからです。

抹茶選びは、産地より先に用途を決める

京都、愛知、静岡、鹿児島、福岡など、日本にはさまざまな抹茶の産地があります。産地は魅力を伝える大切な要素ですが、商品企画ではまず用途を決めることが重要です。

薄茶として飲むのか、ラテにするのか、アイスやチョコレートへ練り込むのか。使用量、加熱の有無、合わせる素材によって、苦味、渋味、うま味、香り、色の優先順位が変わります。

最初に決めたい6つの条件

1.使用用途

飲用、ラテ、製菓、製パン、アイス、調味料、業務用原料、小売商品。用途を具体的にすると、必要以上に高いグレードを選ぶことも、仕上がりに合わない原料を選ぶことも防ぎやすくなります。

2.求める味と色

うま味を重視するのか、ミルクに負けない力強さが必要か、焼成後も色を見せたいのか。言葉だけで決めず、実際のレシピでサンプルを比較するのが確実です。

3.目標価格

原料価格だけでなく、1杯または1個あたりの使用量から原価を考えます。商品価格と利益を先に想定すると、無理のないグレードを選びやすくなります。

4.初回数量と継続数量

試験販売と本格販売では必要量が異なります。初回の小ロットだけでなく、月間の見込み数量、繁忙期、追加発注の間隔まで共有すると、継続供給の計画を立てやすくなります。

5.包装方法

抹茶は光、熱、湿気、酸素の影響を受けやすいため、業務用袋、小分け袋、缶など、使用量と保管方法に合う包装を選びます。開封後に使い切るまでの期間も、容量を決める重要な基準です。

6.販売先と必要書類

国内販売か海外向けかによって、確認すべき表示、検査、証明書、梱包条件が変わります。海外向けでは販売国や取引先の要件を早い段階で共有し、原料選定と必要書類の確認を並行して進めます。

サンプルは「いつもの使い方」で比べる

粉の色や試飲だけで判断せず、実際の商品レシピで比べます。同じ抹茶でも、ミルクの種類、糖度、加熱温度、保存時間で印象は変わります。評価項目を味、香り、色、溶け方、時間経過、原価に分けて記録すると、感覚だけに頼らず選定できます。

原料とブランドを同時に設計する

抹茶商品は、中身の品質だけでなく、名前、物語、包装、写真、販売ページまで含めて選ばれます。高品質という言葉だけでは違いが伝わりにくいからこそ、用途や顧客に合う価値の見せ方が必要です。

アンスタイリッシュでは、抹茶の選定、商品企画、ブランド設計、パッケージ、国内卸、海外販売をひとつの流れとして考えます。

用途に合う抹茶を、企画段階から

使用用途、希望価格、数量、販売先が分かれば、候補を絞り込みやすくなります。まだ決まっていない項目があってもご相談ください。

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